琵琶湖の環境と清掃の取組
母なる湖、琵琶湖。
琵琶湖がたたえる水は、滋賀県をはじめ、瀬田川・淀川を通じて京都府、大阪府、兵庫県でも利用され、水道用水として近畿1450万人が利用する貴重な水資源です。
農業・工業用水も含め私たちの生活を支えている湖です。
レジャー利用のマナー問題。
レジャーの場として県内外から訪れる人の多い琵琶湖ですが、一方でレジャーゴミの投棄が問題ともなっており、
湖の環境や生物たちに悪影響を与えています。
キャンプや屋外レジャーがブームの今だからこそ、改めてマナー問題を考える必要がありますね。
「びわ湖を美しくする運動」
7月1日には琵琶湖全域で「びわ湖を美しくする活動」が
行われており、毎年10万人以上の参加者と多くのゴミが拾われています。今回の【River to Lake】もこの活動とリンクした、下流域からのコラボレーションとなります。
平成30年度実績:参加人数:124,515人・ごみの量:959 t
令和元年度実績:参加人数:110,517人・ごみの量:686 t
様々な生き物を育むゆりかご。
日本で一番大きく、世界でも3番目に古くからあるという
貴重な湖、琵琶湖。様々な水生生物が生息し、それを取り巻く水鳥などを含めた命のゆりかごとなっています。
水質の悪化やゴミは、それらの命にも直結する問題です。
琵琶湖の環境を守るために。
滋賀県では7月1日を「びわ湖の日」・「環境美化の日」と定め、この日を中心に各地で清掃活動が行われています。また、市民団体などによる清掃活動も定期的に行われており、県全体で清掃活動に取り組まれています。2021年は、びわ湖の日が定められてから40周年となる年です。
普段から出来ることを。
琵琶湖の現状を知り、ゴミを拾う習慣をつけておけば、
レジャーで訪れた際にも気軽にアクション出来るはず。
「来た時よりも美しく」。一人一人が水辺を想って行動
すれば、水辺の環境はもっと良くなっていくはず!
【River to Lake】を通じて、琵琶湖のイマとコレカラを
一緒に考えてみるきっかけにしてみて下さい。
写真提供:滋賀県